おはようございます。
クロワッサンって あるじゃないですか。
生地が何層にも重なった、サクサクの食感とバターの香りを楽しむ三日月形のパン。
フランスが発祥で、“クロワッサン”という単語が三日月を示すところからパンの名前としてそのまま引用されたそうですが、
あ、Wikipediaに書いてありました。
このクロワッサン、日本でよく売られている甘いクリームなどを挟んだ物は日本独自のアレンジを加えた物らしく、
発祥の地・フランス伝統由来の物ではないらしいです。
ウィキペディアに書いてあった事まんま鵜呑みにしたけど、「甘いクリームを挟んだクロワッサン」ってあんま見た事ないんだけど、
確かにね。パンが主食文化の向こうでは、日本では当たり前の『フワフワの甘いパン』とか、惣菜パンみたいな物はまず無いらしく
何年か前に見たTVでは、「日本のパンをフランスに持って行ったら売れるのか?」みたいな企画でフルーツサンドとかも8:2の8の方でボロクソ言われてた記憶があります。
まあ物心ついた頃から「小麦の味」「硬いもの」でインプットされて食べて育ったパンを
なんか甘く白く柔らかい物って言われて「はい」って差し出されても
アメリカ人が刺し身初めて目にする位の引き具合っていうか衝撃みたいなものがあるんだと思います。
そんな我々NIPPONとは違うパンに対する食文化を持つ国でも
イギリスやドイツでは中にクリームなどが入った甘いクロワッサンが近年見られるようになっているらしく、
日本のパン食文化が世界にじわじわ浸透している
もとい時代が甘さに屈伏してきた、という
何よりの証拠なのかもしれません。
てWikipediaに書いてありました。
嘘です。
「イギリスやドイツでは甘いクロワッサンが見られるようになってきた」の部分は本当ですけど
“時代が甘さに屈伏してきた”なんて事は間違っても書いてません。
気になる方は自分で調べて下さい。
さて、『進化系クロワッサン』なる物がTVなどで最近よく取り上げられるようになりましたが、
なんか平たく四角いクロワッサン生地をそのまま潰して平らにして焼いたようなやつとか、
くにおくんの大運動会でよく見てたあの白いグルグルみたいな円盤状の形したやつ とか
クロワッサンの面影もない、食パン一斤みたいな形したクロワッサンを一枚一枚剥がして食う とか、無駄にカラフルなやつとか。
なんか人気に火がついたのはいつからかは知りませんが、クロワッサンの名をいい事にやりたい放題。
おい、いいか。Wikipediaで得た30分/38年の経験値しかない知識であえて言ってやる。
クロワッサン=三日月 なんだよ。
平たくパリパリだの円盤でクリームかけてますだの
何をもって「進化系“クロワッサン”」の名を欲しいままにしてやがる
進化していいのはポケモンだけなんだよ。
ポ○モンみたいに、進化したら クロワッサン→クロバット とか
クロワッサン→クロロムルム とか
名前を変えるのならいいけれど
そもそもそれぞれに元々別名ってか名前あるらしいしね。平らなやつとか
「クルンジ」。そうクルンジだ。
「ヌルンジ」という韓国語で“おこげ”を意味する単語と組み合わせて、クロワッサン生地をプレスして薄く平らに焼いて、両面に砂糖をまぶしてパリパリで頂くやつ。
おこげってなんだよ。もはやパンでも三日月でもねぇじゃねーか。
韓国で話題のグルメ→日本で話題になる、は色んな美味しそうな物を知れて食べれるキッカケにもなるとてもイイ流れだと思うのですが、
“進化系クロワッサン”という 生地=クロワッサン の関連性しかないのに
なんかそのキャッチーさだけで“三日月”の名を貶めるそのネーミングの安直さが
私は許せません。
“系”ってなんだよ“系”って。
どうせなら『“ふしぎなアメを使いました!” クロワッサン』→ とかって広告に書いてあった方が
おぉ〜クロワッサンって進化するとこうなるのか〜って
納得するかもしれません。
とりあえず、進化系クロワッサンがこちらの方で売られるまで流行るのかどうかはともかく
クルンジと円盤状のやつは食べてみたいです。
文句言ってた割に食べるんか、みたいな
“進化系クロワッサン”とかっていう括り方が気に食わないだけで
見た事ない美味しそうな物ってのはワクワクしますからね。
フランスでも最近日本のパンみたいに柔らかいパンが置かれる所も少しずつ出て来てるって前何かのTVでやってましたし
名前がどうでも食べ物に罪はない。
食は人生通しての楽しみですからね
機会があれば食べてみたいです。
あ、ちなみに
数日前に上げた「エントリープラグパン」
私は初号機のエントリープラグを食べた訳ですが、
ちゃんと美味しかったです
L.C.Lの味は知んないけど、マンゴージャムとクリームチーズの組み合わせで
やわらかく甘いパンでした。
それではまた