おはようございますスコーンです
虫のいい話といえば
最近、ニュースで『ガンプラの中身をすり替えて1000円安く買った男が、犯行がバレて罪を問われる場面になったら「会社と人生があるんです、許して下さい」と情けを乞うた話』というのがあるんですが
何を言ってんだ?この男。て感じですよね。
言ってる事もやばいしやってる事もやばい。
てゆーかその経緯で『自分の人生があるんです』とかどういう頭してたら出てくるんだ、って話。
お前が盗んだ店は被害を受けて何とも思わないのか?お前が盗んだガンプラを買いたくても買えなかった人は何とも思わないのか?
お前が盗みを働いた店を経営してる人は、そこで働いてる人は何の収入を得て『人生』をやりくりしてると思ってるんだ? って話じゃないですか。
信じられん。頭イカレ過ぎてて訳も分からん(笑)
このイカレ男の懇願に対し、『(犯行を)やる前に考えて下さい。』ともちろん却下しすったもんだの押し問答の末警察に連れてったと 事の顛末はニュースでやってましたが
そりゃーそうだろ。って話なんですよね。
やる前から「やったらマズイ」て分かる事なのに、明らかに多い“やらない方がいい理由”より“自分はそうしたい”というたった一つのシンプルな欲求を優先した
法律だとかなんだとか公的なものというよりももっと根本的なものとして“やっちゃいけない”事をやっといて
それで許されるんだったら世界に法とか警察とかは生まれてないだろって話なんですよね。
ホントにバカです
“暴露系ユーチューバー”とか頭悪いネーミングされて、“ガーシー被告”とかいうワケのわからない輩も居ましたけど
あの人の動画見た事もないし、言ってる事も聞きたいとも思いませんが
暴露される相手の、事柄の内容如何として、誰が頼んだ訳でもないのにそもそも何でそんな迷惑な事して許されてんのって思うんですけど
芸能人が実は裏でお金を払って、マーケティングの一種としてそういう事やってくれって頼んでたとかならわかる。わかるんですけど
ピカチュウTシャツの男、あの人頼まれもしないのに勝手に人の人生に踏み込んでメタメタに切り裂いて その動画収入でいい暮らししてたって話ですよね?
やってる事やばない?
まぁ空港で捕まってニタニタ歩いてる映像でもピカチュウのTシャツばかりに目が行って俺「うわ〜ピカチュウだ〜」しか考えられなかったけど
対面で話す、とかではなく一方的に動画で好きな事言って好きな事やってたんでしょ?
どんな物かは知らないけれど単純に卑怯だよね。
それで何か海外に逃亡までして「自分は捕まるのは怖くありません。いつだって日本に戻れます」とか言って結局は逃げれるギリギリの期間まで逃げて、捕まってピカチュウTシャツ披露する始末。
『お前ピカチュウTシャツ見せたいから帰って来たのか?』とか思わずにはいられなかったもんね。
Mr.ピカチュウ。ピガーシー
まぁそんなどうでもいい話は置いといて、よくも知らないガーシー被告に対して何がこんなにむかつくかって
あの人他人の人生土足で踏み荒らす『暴露』という行為をこのSNS時代にインターネットで自分の稼ぎの為に犯したであろうクソな行いをしておいて
いざ罪を色んな形で問われるってなったら、『オカンだけはやめて下さい。僕はどうなってもいいけどオカンだけは止めて下さい』と泣きながら懇願する動画映像が当時ニュースで取り上げられてましたが、
それって上のガンプラすり替え男と同じなんですよね。
自分は犯した罪を償いもしないのに、他人にはいざ罪を問われるとなったら「自分かわいそうでしょ?」と情けを問う。
表面上は「乞う」でも実質的には「問う」ですよそれは。
『情けを乞える』資格がないんですもん。“俺かわいそうだから許してくれるよね?”と人の心理をずる賢く利用しようとしているだけです
お前が壊した人生の中にお前の“オカン”に相当する存在や価値が無かったと言えるのか?
言えないし、証明出来ないだろ。。人の事なんてその人にしかわからないんだから
手前勝手な理屈で罪、あるいはそれに相当する罰を犯しておいて
自分はヤバくなったら不利益被る事なく高みの見物決め込みたい、なんて
そんなバカな話あってはならないし許してはならないんです
少なくとも私はそう思います。
今日の金ローで「聲(こえ)の形」という映画をやってましたが、
作者:大今良時さん による全7巻のマガジンコミックの映画化作品。
マンガはしばらく前に全巻読んで、内容が余りにも胸くそが悪くなるシーンが印象に残り過ぎてて『面白い』とは思ったけど出来れば読み返したくはない。っていう印象の作品だったんですけど
めっっちゃ面白かった。
映画は面白かった。2時間で良くまとまってるな〜って思う作品
映画を楽しめた人は是非原作を読んで欲しいし、原作を面白かったと思う人は映画も是非見て欲しいんですけど
あれもね。あまり綺麗にまとまり過ぎてない、いじめに加担した人間が全て罪に問われる、罪の意識を感じて更生する、または抹殺される。
そんないじめ更生系のマンガで一番読みやすい、『極端』ではないのでいい作品なんだけどどこか後味が残る、って感じなんですけど
ちなみに私が一番好きなのはジェノサイドされるやつです。
原作ではどうだったか忘れたけど、映画「聲の形」の担任の先生は
まさにクズだった訳じゃないですか。まあ大概があーいう大人だと思うし実際にニュースに上がるのもああいう大人のケースも多いですが
“大人だから悪い”“子供だから許される”ではないんです
大人でも子供でも悪いものは悪い。
いつだかアカデミー賞の舞台で、脱毛症に悩む奥さんのヘアスタイルを“イジり”としてバカにして、その程度の悪いジョークを言った司会者を夫のウィル・スミスがビンタする という出来事がありましたが
普通に考えればどう考えても奥さんが被害者でそれを庇ったウィル・スミスはただの“かっこいい男”なんですけどね。
理由や経緯ではなくその“行動”にだけ焦点を当てて責めるこの今の倫理観が色々おかしい現代では、それも“ビンタしたウィル・スミスが悪い”“どんな理由があっても暴力はダメ”と擁護する意見より批判する意見の方が強く目立ったらしく
ウィル・スミスはその後アカデミー賞の舞台を10年の出禁を食らったとかなんとか。
自分の奥さんとか大切な人の悪口を格式高い場の大勢の前で司会者に言われて、それを“笑って流せ”とか”言葉で我慢しろ”って言うやつがいたら
そっちの方どうかしてると俺は思うけどね。
まあその司会者がその後どうなったのかは知らないし、女でも男でも大人でも子供でも
悪いものは悪い、そしてそれは世間が決めるものではなく自分の周りの誰かに教わるものだったり自分で学ぶものだと思う、って言いたいってだけの話なんですが、
虫のいい話は社会でも学生でも多く存在する。
多く存在するっていうかはびこってる。そこら中に蔓延してる。
でも許してはならない。
きちんと正しい心を持つ事が
真っ当な人間でいる事の第一歩だと思います。
曇りなき眼。
それではまた